The ball is round. The game lasts 90 minutes.
ボールは丸い。試合は90分。
- ゼップ・ヘルベルガー -

Radialチャート

Radialチャートは放射状にデータを配置したグラフ表現のことです。
本ブログでも過去にいくつか作成したものがあります。
http://blog.livedoor.jp/tab_hiro/archives/cat_411971.html

今回はこのRadialチャートを用いた割合表現をいくつか作成してみました。

完成例はこんな感じ↓です。
図2



データ準備

今回、Radialチャートを用いた割合表現を作成するにあたり、下記の1~100の値を持つデータを作成しました。このデータを分析したいデータと結合することで、分析したいデータ1レコードに対して、100レコードを紐づけることができるようになります。※使用するレコードが100倍になるので注意しましょう。
path
1
2
3
100

図1

1レコードに対して100レコードを結合することで、グラフ上で100分のいくつ、という表現ができるようになります。理屈は以前作成したワッフルチャートと同じなので、「Tableauによる割合の見せ方:ワッフルチャート」をご確認ください。


グラフ作成

準備したデータを用いて、グラフを作成していきます。今回はMakeOverMondayのテーマにもなっていた国別の識字率のデータを使用しました(参照:https://ourworldindata.org/literacy)。

まずは下記の計算式を作成します。


Radian
2*PI() * ([Path]-1) / 100
100個のデータ1つ1つを配置する角度を定義します。360°に対して100個の点を配置するので、点1つあたり3.6°ずつズレて角度が定義されます(1つ目の点は0°、2つ目の点は3.6°、3つ目の点は7.2°)


COS
COS([Radian])
角度に対するCOS(X座標の値)を計算します。

SIN
SIN([Radian])
角度に対するSIN(Y座標の値)を計算します。

flg
[Path]<=[Value]
[Value]にはご自身で使用するデータの値を入れてください(値が%の場合は100倍してください)。色分けのフラグとして使用します。


上記で作成した計算式を下記のように配置すれば準備は完了です。
  • COS:列
  • SIN:行
  • flg:色
  • path(ディメンション):詳細
図3


①表示形式:円の場合
表示形式を円にすると100個の点のうち何個、という直観的にもわかりやすい表現になります。
図4

②表示形式:線の場合
表示形式を線にし、[Path]を「パス」の中に入れると、ドーナツチャートのような表現になります。線の太さを変えると少し印象を変えることもできます。

ドーナツチャートと違ってこの表現は二重軸を使用していないので、二重軸を使って異なる表現を重ねることもできます。
図5
図6

③表示形式:多角形の場合
表示形式を多角形にし、[Path]を「パス」の中に入れると、面を塗りつぶした表現になります。少し変わった表現になりますが、面を塗りつぶすことで割合の比率をより強調して表現することができます。
図7


まとめ

今回はRadialチャートを使用した割合の表現をいくつか考えてみました。
データ量が増えるので使いどころは注意ですが、少し凝った表現をつくりたい場合はぜひお試しください!

Tableau Public