基準値vs比較値の課題

他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな
- 相田みつを -

基準となる値は固定して、それと比較したい値は柔軟に選択できるようにしたい、ということはありませんか?

例えば地域別の売上を見る際に、関東地方の売上は基準として常に固定して表示させ、それ以外の地域の売上は比較値としてフィルタで選択しながら表示させたい、といったケースです。

しかし通常のフィルタを使用すると、関東地方は常に選択したままにしておかないといけません。

図1

そこまで大きな問題はないように思えますが、操作時に注意が必要になります。作成者が自分で使うならともかく、他の人が使う場合は少し使いづらいですね。

そこで今回は、基準値を固定して表示させながら、比較値は柔軟に選択できる方法をご紹介します。


固定した基準値と柔軟な比較値を表示

今回はサンプルスーパーストアのデータを使用し、基準値→関東地方の売上、比較値→その他地域の売上として作成していきたいと思います。

  1. サンプルスーパーストア ( = Aとします) に接続して、関東地方以外の地域のセットを作成
    図2

  2. 1で作成したセットと[地域]をフィルタに入れ、地域別の四半期ごとの売上推移を作成
    図3

  3. 新しいデータソースとして、同じサンプルスーパーストアのデータを接続( = A'とします)
  4. A' 内で下記の計算式を作成する

    関東売上
    IF [地域]="関東地方" THEN [売上] ELSE 0 END

  5. 2で作成したグラフに4で作成した[関東売上]を配置する
    なお、ブレンドの鎖マークは、[オーダー日]のみつなぎ、[地域]の鎖は外しておく
    図4

  6. 二重軸にして軸を同期させ、見た目を整えれば完成!
    図5

    同じデータソースをもう1つ接続し、ブレンドの条件で[地域]を除外したことで、基準値となる関東の売上を固定して表示させることができました。

まとめ

今回は同じデータソースをもう1つ接続することで、固定した基準値と柔軟な比較値を表示することができました。この方法は他にも、前年比のデータを出すなどにも使えます。使いこなせると便利な方法なので、ぜひお試しください!

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