累計の計算

毎日少しずつ。それがなかなかできねんだなあ。
- 相田 みつを -

Tableauでは表計算の「累計」という機能を使用すると、簡単に累計値を計算することができます。
図1
例えばサンプルスーパーストアの年別累計[売上]を計算すると、こんな感じになります。
図2

ここでは左から右に向かって、[売上]がどんどん足されていきます。

しかし、これが割合の累計となるとどうなるでしょうか? SUM([利益]) / SUM([売上]) で計算した[利益率]を累計すると、以下のようになってしまいました。
図3

こちらも[売上]のときと同様に、左から右に向かって[利益率]がどんどん足されています。しかし、割合の数字を見る場合、通常、このような見方はしません。

では、こうした割合の累計を計算するためにはどうすれば良いでしょうか?
今回は割合の累計について考えていきましょう。


割合の累計

割合の累計を計算するためには、Tableauでどのような計算が行われているのかということをしっかり理解することが大切です。

まずは[利益率]の計算元になる[売上]と[利益]の計算方法は以下になっています。

合計売上
SUM([売上])

累計売上
RUNNING_SUM(SUM([売上]))

合計利益
SUM([利益])

累計利益
RUNNING_SUM(SUM([利益]))

累計は「RUNNING_SUM」という関数で計算され、表計算で指定した方向に向かって、集計値をどんどん足し上げていきます。

そして[利益率]の計算方法は以下になります。

利益率
SUM([利益]) / SUM([売上])

では、この[利益率]を累計してしまうとどのようになるでしょうか?

累計利益率?
RUNNING_SUM(SUM([利益]) / SUM([売上]))

これだと、SUM([利益]) / SUM([売上]) の結果を、指定した方向にどんどん足し上げてしまいますね。

しかしここで出したい累計の[利益率]は、累計の[利益] / 累計の[売上]になるので、正しい計算式は以下になります。

累計利益率
RUNNING_SUM(SUM([利益])) / RUNNING_SUM(SUM([売上]))

結果をまとめると、以下のようになります。

図4


まとめ

今回はTableauの計算方法を理解することで、割合の累計を計算してみました。表計算は非常に便利な機能ですが、Tableauで行われている計算もしっかりと理解しておきましょう。

Tableau Public