アメリカ大統領選挙について

正直は常に最善の策である。 
- ジョージ・ワシントン  - 

アメリカ大統領選挙は各州ごとに選挙を行い、その州の勝者を決めます。そして勝者は各州ごとに割り当てられた選挙人を総取りできるという仕組みです。選挙人の数は州ごとに異なるので、いかに選挙人の多い州で勝つかが重要になってきます。(1分で分かる選挙の仕組み)

今回は先日行われたアメリカ大統領選挙のデータをTableauで可視化してみました。


データを準備する

まずはデータの準備です。今回はすぐに使えそうなデータが手に入らなかったので、掲載されている情報を元に作成しました。

①州×候補者別の投票数
図1

②各州の選挙人数
図2

①と②を[State]をKeyにしてつなげて使用しました。


Vizをつくる

Vizをつくる上でポイントになったのが、候補者が選挙人を何人獲得できたかという部分を集計することでした。投票数が多い候補者に選挙人を割り当て、投票数が少ない候補者の選挙人を0人として集計する必要があります。

もし元データの投票数を、候補者ごとに別のメジャーとして持っているとその集計はラクにできます。図3

[Biden_Votes] と[Trump_Votes]の値を比較することでその州の[#Winner]を算出することができます。そうすれば[#Winner]ごとに[Elector]を合計すれば、候補者ごとの獲得した選挙人数を集計することができます。

しかし今回作成したデータは、[Name]というディメンションごとに[Votes]というメジャーを持つ形式になっています。そのため、LOD関数を使って集計の工夫を行いました。
図1


Biden_Votes
IF [Name] = "Biden" THEN [Votes] ELSE 0 END

Trump_Votes
IF [Name] = "Trump" THEN [Votes] ELSE 0 END

Winner
IF {FIXED [State]:SUM([Biden_Votes])} > {FIXED [State]:SUM([Trump_Votes])} THEN "Biden"
ELSE "Trump"
END

// 州別にBidenの投票数とTrumpの投票数を集計し大小を比較し各州の勝者を算出

Get_Elector
IF [Winner] = [Name] THEN [Elector] ELSE 0 END

// 勝者となり獲得できた選挙人数を算出


テーブルのイメージはこんな感じです。
図4

ちょっとややこしいですが、これで各州ごとの勝者と獲得できた選挙人数が集計できるようになりました。

あとはビジュアライズの工夫です。

地図は州の勝者をひと目でわかりやすくするため、簡易的な地図を作成しました。以前、こちらの「Tableauで簡易日本地図をつくってみた」で簡易日本地図を作成しましたが、今回はそのアメリカ版です。こちらの「ヘックスタイルマップを使って地図分析でアラスカ州の影響を排除する」にアメリカ版のマスタデータが掲載されていましたので、こちらを使用しました。

図5

完成したイメージがこちらです。

U.S. President Election 2020


まとめ

今回はアメリカ大統領選挙の結果を可視化してみました。時事ネタをまとめてみるのも楽しいのでぜひお試しください!

Tableau Public : https://public.tableau.com/views/U_S_PresidentElection2020/U_S_PresidentElection2020?:language=ja&:display_count=y&:origin=viz_share_link