空間関数とは

空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。 
- アルベルト・アインシュタイン - 

Tableauでは空間関数という関数が使用できます。空間関数を使用することで、位置と位置との関係をよりわかりやすく分析することができます。

今回はその空間関数の中のMakeline関数を使ってみました。(参考:簡単な地理空間分析を実現する 2 つの新しい空間関数: MakePoint と MakeLine)

Makeline関数は、同じ空間数のMakePoint関数で作成した緯度経度の地点を結ぶ線をつくる関数です。単純に点と点をつなぐのではなく、空間的な距離を加味して線をつなぐという特徴があります。


データの準備

今回はMakeOverMonday2020W43のテーマ「Apparel Exports to US」のデータを使用しました。アパレル製品のアメリカへの輸出に関するデータです。
図1

今回はこのデータに加えて、Makeline関数を使用するため、以下のマスタを用意しました。
StartLat StartLon StartEndLat EndLon End
India28.6477.22U.S.40.08-98.82
Bangladesh90.412523.8103U.S.40.08-98.82
El Salvador-88.896513.7941U.S.40.08-98.82
Vietnam21.033333105.85U.S.40.08-98.82
Honduras-86.241915.1999U.S.40.08-98.82
Nicaragua-85.207212.8654U.S.40.08-98.82

  • Start:開始地点
  • Lat Start:開始地点の緯度
  • Lon Start:開始地点の経度
  • End:到着地点
  • Lat End:到着地点の緯度
  • Lon End:到着地点の経度
今回はアメリカへの輸出データなので、到着点は常にアメリカになります。
では、このデータを使ってMakeline関数を使っていきたいと思います。


Makeline関数を使ってみた

以下の手順でVizをつくっていきます。
  1. データとマスタを結合する。
    データとマスタを結合し、各地点に対して緯度経度の情報を付与します。
    図2

  2. 下記の計算式を準備する。

    Start Point
    MAKEPOINT([Lat Start], [Lon Start])

    End Point
    MAKEPOINT([Lat End], [Lon End])

    LINE
    MAKELINE([Start Point], [End Point])

  3. 作成した[LINE]を詳細にドロップする。
    自動的に列と行に経度と緯度が入り、地図で表現されます。
    図3

  4. [緯度]をコピーし、コピーした[緯度]のマークタイプを「円」にし、詳細に[Countrty][Start Point]を入れ、コピーした[緯度]を右クリックして二重軸にする。
    開始地点を強調するための円を作成します。
    図4

    図5

  5. 「サイズ」に[Exports]を入れ、メジャーの大きさに応じて線の太さや円のサイズを調整する。
    メジャーの大きさの差異をサイズで表現します。
    図6

    図7

  6. 色や書式を調整して、完成!
    図8

まとめ

Makeline関数を使うことで、空間的な距離を表現することができました。ぜひ使ってみてください!

Tableau Public:https://public.tableau.com/views/MakeOverMonday_2020_W42_v2/ApparelExportstoU_S_?:language=ja&:display_count=y&:origin=viz_share_link