推移の傾向を見るには

変化こそ、機会の母である。
- 中内 功 -

サンプルスーパーストアの日別の売上の推移を見てみると、以下のようになりました。
図1

なんとなく、売上は伸びているように見えますが、ギザギザしてはっきりとはわかりませんね。

そんなときに便利なのが、移動平均です。移動平均を使用すると、推移の傾向をよりわかりやすく表現することができます。今回はこの移動平均を使ってみましょう。


移動平均とは

移動平均は、その地点の値を表示するのではなく付近のデータとの平均値を計算する手法で、値の変化をならすことができます。平均をとることで、季節性の変動(曜日や月)の影響を少なくすることができます。

たとえば、前7日間との移動平均をとると、以下のような計算結果になります。(前の日付が7日未満しかない場合は、その中で含まれる日数内での平均をとります)

図2


移動平均を使ってみよう

Tableauでは、移動平均は表計算の中に含まれています。表計算から「移動計算」を選択すると、移動平均を使用することができます。

図4


移動平均を使用してみると、以下のようになりました。

●移動平均:7日
図6

●移動平均:30日
図7


●移動平均:60日
図8

移動平均をとる日数を大きくするほど、線がなめらかになって傾向がわかりやすくなりましたね。右肩上がりの傾向にあることがわかります。


移動平均の注意点

移動平均は前後との平均値をとった値であるため、その地点の実際の値ではありません。そのため、見る人に誤った認識をさせないように注意しましょう。

以下のように、実際の値と移動平均を二重軸で表現するというのも手かもしれません。

図9

注意事項に気をつけて、ぜひ使ってみてください!


Tableau Public: https://public.tableau.com/views/23366/sheet0?:display_count=y&:origin=viz_share_link