花びらチャート(仮称)

花から始まる花はない。

今回は放射状にデータが並ぶ以下のようなグラフをつくってみようと思います。該当する名前が見当たらなかったので、ここでは仮に「花びらチャート」と呼ぶことにします。

図1

花びらチャートのつくり方

今回は以下のようなデータを準備しました。

データ ※「No.」はディメンションとして扱います
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20

マスタ
Path
0
1

では、このデータを使って花びらチャートをつくってみます。


STEP 1:データとマスタを結合する
まず、データとマスタを結合します。「結合計算の作成」から共通のKeyを作成して結合します。
図2

STEP 2:(コピペ!)計算式を準備する
以下の計算式を準備します。

Radian
2*PI() * ([No.]-1) / 20
[No.]ごとに角度を定義します。今回は20種類の[No.]が存在するので、20で割っていますが、ここはディメンションの数に応じて変えてください。

PI()=180°なので、2*PI()=360°、つまり円1周分の角度になります。
そこに対して、[No.]ごとに角度をつけていきます。ここでは[No.]が20種類あるので、[No.]1つあたりの角度は、360°÷20=18°となります。

[No.]から1を引いているのは、[No.]=1のときを0°としたかったためです。

具体的には、以下のような計算が行われます。

No.Radian計算式
10(1-1)*18
218(2-1)*18
336(3-1)*18
454(4-1)*18
572(5-1)*18
690(6-1)*18
7108(7-1)*18
8126(8-1)*18
9144(9-1)*18
10162(10-1)*18
11180(11-1)*18
12198(12-1)*18
13216(13-1)*18
14234(14-1)*18
15252(15-1)*18
16270(16-1)*18
17288(17-1)*18
18306(18-1)*18
19324(19-1)*18
20342(20-1)*18

COS
IF [Path]=0 THEN 0 ELSE COS([Radian]) END
[Radian]に対応するコサインの値を計算します。X座標にあたる値になります。

SIN
IF [Path]=0 THEN 0 ELSE SIN([Radian]) END
[Radian]に対応するサインの値を計算します。Y座標にあたる値になります。


STEP 3:ビューをつくる

  1. マークタイプを「線」にする
  2. 列に[COS]、行に[SIN]を入れる
  3. ディメンションにした[No.]を「詳細」に入れる

    図3

  4. ディメンションにした[Path]を「パス」に入れる
  5. [Path]を「サイズ」に入れる
  6. [No.]を「色」に入れる
  7. 「サイズ」で大きさを調整する
  8. 不要なヘッダーや線を削除して完成

    図4

    [Path]というデータですが、0のとき⇢(COS,SIN)=(0,0)という座標(つまりこのグラフの中心点)をつくり、1のとき⇢(COS,SIN)=各角度の座標をつくるという役割があります。マーク内の「パス」に入れることで、[Path]の0と1を結ぶことができます。

    「パス」についてはこちらの『Tableauの「パス」の使い方』にまとめてありますので、興味のある方はどうぞ。

まとめ

今回は、放射状にデータが並ぶ花びらチャートをつくってみました。並列関係にあるディメンションを並べても良いですし、周期性のあるデータ(時刻、月、曜日など)に使ってみても良いかもしれません。



Tableau Public : https://public.tableau.com/views/Letscheckyourcolorcombination/Letscheckyourcolorcombination?:display_count=y&publish=yes&:origin=viz_share_link